ディスプレイの薄型化、携帯電話の軽量化、電子部品の小型化、これらを支えているのは、フィルムの機能化、複合化、薄膜化、そして高精度化技術です。コンバーティング業界における塗工、ラミネートの高精度化に対する要求は、当然ますます厳しくなっております。
栄和化工では、お客様のニーズにお応えするために、クリーン度、高精度化に徹底的にこだわった、第1工場の中にマルチコーター・ラミネーター『L-1-5号機』を設置いたしました。
この何気なく見える工場の下部には、機械の振動を抑えるために、50mを越える支柱が、50本以上も打ち込まれています。
機械の精度を上げるだけでは達成できない、一段上の高精度を実現するためです。
クリーン度を維持する為に、ストックヤード〜前々室〜前室〜クリーンルームという流れで原反は搬入されます。また、それぞれの部屋は高速シートシャッター・エアシャワーで仕切られ陽圧管理されております。
そしてコーター・ラミネーターは巻出、塗布、乾燥、ラミ、巻取まですべてクラス1,000で管理しております。
コーター・ラミネーターの塗工部には、数種類のコーターヘッドを備え、そこには、さらに高度なクリーン化対策が施されています。
この数種類のコーターヘッドにより、薄膜から(厚塗り)まで、幅広い範囲にわたり、高精度な塗工を可能としています。